こども伝統芸フェス2017~こどもによる日中伝統芸能交流公演

参加団体 > 千葉こども歌舞伎

千葉こども歌舞伎(ちばこどもかぶき) 千葉

千葉こども歌舞伎(ちばこどもかぶき) イメージ1

 千葉県には12年前より、県の財団による千葉県こども歌舞伎アカデミーと言う団体があります。そこでは毎年3月に千葉県文化会館の大ホールにて衣装・かつら・大道具・小道具を使用し、歌舞伎座さながらの本公演を毎年行っております。しかし、そこでの活動とは別に普段から、もっと歌舞伎を学びたい、やりたいと言う声を受け、帆之亟舞踊研究所・千葉支部が、千葉こども歌舞伎として毎年4月から8月まで活動を行ってます。この団体の趣旨としては日本の伝統芸能である歌舞伎をもっと身近に感じ、触れ、体験する事はもちろん、日本の美しい言葉、立ち居振る舞い、また優しい心や、おもてなしの心などを伝える事を目的としております。

 もともと歌舞伎は庶民の芸能であり、誰でも出来る物でした。しかしながら終戦後、歌舞伎はGHQにより禁止され、後に復活はしますが現在の様な世襲制が作られ、今では敷居の高い存在に感じられる様になってしまいました。皆には歌舞伎は本来の様に、誰でも気軽に参加出来る、楽しい芸能であると言う事を伝え、感じて貰えたらと思います。またそこから日本の文化、伝統、心を学び、伝えられたら良いなと思い活動を行っております 。

[歌舞伎]

千葉こども歌舞伎(ちばこどもかぶき) イメージ2

 歌舞伎の始まりは、江戸時代が始まった1603年に出雲の阿国と言う女性が踊った、かぶき踊りが始まりとされています。更に若い少年が演じる若衆歌舞伎が生まれましたが、風紀を乱すと言う理由でこれらが禁止されてしまい、成人男子で演じられる野郎歌舞伎へと発展して行く事になります。

 語源としては派手な衣装や、風変りな言動をする「傾く(かぶく)」だと言われています。

 演目は芝居中心の歌舞伎狂言、踊りによって構成される歌舞伎舞踊と大きく二つに分かれます。また内容としては史実や当時起こった事件、庶民の日常を題材にした物、人形浄瑠璃や能、狂言を元にした物などがあります。

←出演団体