こども伝統芸フェス2017~こどもによる日中伝統芸能交流公演

参加団体 > 西颐小学校 金帆京劇団

西颐小学校 金帆京劇団(せいいしょうがっこう きんほきょうげきだん) 中国・北京
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西颐小学校 金帆京劇団(せいいしょうがっこう きんほきょうげきだん) イメージ1

  北京西颐小学校では授業科目として京劇を行っています。これは子供たちに中国伝統芸能を教育・体験させることで国の伝統を学び、将来に渡っての伝統芸能発展を目的とするものです。

 母体となっている海淀区区内児童京劇昆劇芸術団は2004年に設立され、中国の代表的な伝統芸能コンクール「小梅花」で最高賞となる金賞を受賞。その後、北京市教育委員会により金帆京劇団として成立しました。北京市教育委員会では舞踏、オーケストラ、合唱、絵画、武術など100以上の芸術団体を設立し、それらの中には京劇団が4~5団体ありますが京劇だけを専門に行っている学校は北京西颐小学校だけです。

 10名のベテラン京劇俳優が指導を担当しており、他団体とは比較にならない高水準なレベルを保っています。また学校側も京劇団に多くの出資を行い、準備してある衣装類は北京戯曲学校よりも良いものが揃っています。

 これまでに「小梅花」では20以上の金賞を受賞し、中央テレビ局の春節戯曲番組や、国家大劇院の少年版「赤壁の戦い」を初めとして数多くのイベントやコンクールに参加しました。日本にも来たことがあり、タイ、マレーシア、韓国、日本の団体による合同公演を行いました。

[京劇]

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 中国では「国劇」、英語圏では「チャイニーズオペラ」とも呼ばれる中国伝統芸能で、ユネスコ無形文化遺産にも指定されています。

 派手なメイクと豪華な衣装を身にまとい、独唱と様式的な動きでお芝居を演じます。舞台装置は簡素で、通常は机一卓と椅子二脚程度しかありません。 また、使用できる小道具も限られています。 京劇俳優の基礎となる四技能として唱(歌)、念(セリフ)、 做(しぐさ)、打(立ち回り)があり、俳優たちは限られた舞台条件の中で技能を駆使し、様々な場面設定を自分の手で舞台上に創り上げます。

 代表的な演目には、日本でも人気のある「三国志演義」や「西遊記」などがあります。主演俳優が登場したり大技を繰り出した時には拍手や「好(ハオ!)」という掛け声で演者を応援し、演者はそれに応えて、さらに熱演を繰り広げます。

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